大人クラスは、エクササイズからスタートします。
エクササイズの内容はレッスンを受講するメンバーによって変えたりしています。
<ある日のエクササイズ>
座位で背骨のモーバライゼーション
体幹の意識(下向き腹筋)
体幹を意識しつつ、後ろに反る動き(ミニコブラ)
横向きで脚を外転(中臀筋)
仰向けでポールドブラ
仰向けでハムストリングカール
カーフライズ
といったように進めてゆき、全身にスイッチが入るようにします。
日常生活では意識しないところ、使用しないところにスイッチが入ることで、バーやセンターワークの時の身体のあちこちへの意識が高まるようです。
もちろん、体のどこかしらに、痛みや弱さなどなどを慢性的に抱えていらっしゃる方もおります。
そのような方達には、他のメンバーと同じ内容ではなく、選択肢を用意しています。
あるいは、ご自分で調整していただくようにしています。
例:片足だとかなり不安定になる場合
片足のルルヴェを避けていただく
あげている脚を低めにする
腕のポジションの調整
大人からバレエをスタートさせた方の中には、
「新しい道をトライできるようなった」
「室内の植木や家具の配置を変えたくなった」
という方もおります。普段、同じ姿勢や同じ動きを繰り返しがちですが、レッスンの中で体のパーツをあちこちに動かすことで、
この方の普段の生活パターンに少し刺激が加わったのかもしれません。
脳内では、前頭葉、すなわち脳の前方で物事の判断をするようですが、意識的に動かすこと(前頭葉の頭頂部付近)や体の感覚(頭頂葉)は頭頂部付近。
そのため、それらの箇所をつなぐことができないと、バレエの動きにならないのです。
このつながりが少ないため、習い始めは「難しい」と感じるようです。
繰り返し、繰り返し、レッスンをしたり、自習することで、「わかった!」となるので、すこし、辛抱も必要ですね。